コーティングの種類と特徴を比較 » UVコーティングのメリット・デメリット

フロアコーティングの1種類、床のUVコーティングについての説明です。
メリットとデメリット、他の種類との違い、価格・単価などの情報を紹介します。

UVコーティングとは

UVコーティングはフロアコーティングの代表的な1種類であることと同時に、「フローリングを保護する」という、本来の目的においてもっとも忠実な、そして効果の高いタイプです。

他種が自然に任せた、時間も要し率も低い反応硬化であることに対し、UVコーティングは照射機を用いて紫外線硬化させることで「瞬時に、そして比較にならないほど強固に硬化させる」ことが特徴です。

これには施工直後の生活上の利便性など副次的なメリットも数多くありますが、この硬化率の高さが耐久性、つまりは「床面を守る堅牢さ」そのものないし諸々について、他とは一線を画した性能をもたらせており、これこそが本種最大の長所です。

また、フロアコーティングの中で唯一、硬化に紫外線照射機という大型の機材を用いる、群を抜いて大がかりな種類です。この資機材費およびそれを扱うための技術料もそのまま乗っかる形で、施主が買い求める際の価格・単価も相応に高くなっています。

またまた、極端な物言いをするならば「モップと塗料さえあれば始められる」ガラスコーティングなどと異なり、大きな初期投資が必要なため取り扱う業者も比較して少なく、安いところを選ぼうにも選択肢がさほど無いのが、UVコーティングの現状です。

メリット
最強の保護性能・耐久性
UV硬化による強固で厚い被膜から、耐薬品性やグリップ性など床面保護と生活性向上に求められる諸性能のほぼすべてにおいて、全種のフロアコーティングのうちでもっとも高い数値をマークします。 「長く保つ」耐久性についても、業者問わず過去実績の豊富さから確実性が高いと言え、「フローリングを守る」本来の目的に関して、総合的に最優秀なものがUVコーティングです。
短時間で元どおりに直せる
UVコーティングは、損ねた被膜を元通りに、しかも短時間で「復元」できる、唯一のフロアコーティングでもあります。 一般的にフロアコーティングの補修※は、何がしかを塗布するか研磨することで、周囲と光沢を合わせ問題個所を見えにくくする作業であることに比べて、UVコーティングの場合は補修ではなく「復元」と言うべきで、他の箇所と同じ塗料を塗って照射機で硬化させることにより、元、あるいは他の問題無い部分とまったく同じ被膜に修復されます。 瞬時に硬化するため、作業自体も短時間で完了し、硬化まで気を使うといった生活上のストレスもありません。 フロアコーティングの業者ないし商品の大部分が数十年単位の保証を付して、実態として半ばサービスの前提ともなっている以上、加えて年単位で期間を置いて後に表れる不具合もままある商品の性質からも、この「不具合が生じた際のリカバリー性・その確実性」は非常に重要で、この点においてUVコーティングは他種と比較して明確に優れます。 ※フロアコーティングにかぎらず、そもそも「補修」とは元通りに直すのではなく、問題個所を見た目にわからなくする修繕の事を指します。
入居後、家具据え置き後の施工も容易
紫外線照射による瞬間硬化を活かして、UVコーティングはより短期間・限られた範囲での施工を得手としています。 これがもっとも具体的に活きるのは「今住んでいる家の施工」で、ガラスやシリコンなどは可歩に要する時間も長く、また完全に硬化して性能をフル発揮するのは数週間後になるために、施工にも生活にも少なからず制限・影響を与えてしまいますが、UVコーティングは数秒照射を行なえば完全に硬化し、その時点でもう水にも薬品にも溶解しないため、施工直後からストレスなく生活が可能であり、また、施工自体も家具を置いたままなど、よりフレキシブルに行なえます。 「もう引越しが済んでしまったが、やはりフロアコーティングを施したい」といった場合は、UVコーティングが最適です。
塩素系の薬品類に、唯一溶けない種類
UVコーティングはフロアコーティング全種の中で唯一「塩素にも溶けない」種類です。 ただし、これは相応の濃度かつ時間放置してはじめて表れる差で、塩素系の薬品類は家庭内において通常そう頻繁に利用するものではなく、また用いる際には薄く希釈するものであることから、現実的にはそこまで気にする差異では無いかも知れません。 ただし、たとえばガラスフロアコーティングに塩素薬品を原液のまま垂らして、その結果に被膜が溶けた場合、いずれの業者も無償で補修は行わないでしょうから、在るに越したことはないメリットではあります。 ちなみにこの違いは塗料成分から来るものではなく、硬化方法の違いから生じており、要するに「紫外線硬化だから」溶けないとそう捉えて良く、仮にガラスフロアコーティング塗料を紫外線硬化させたならば、同じように塩素に反応しない被膜ができるものと考えられます。(もっとも、それはガラスではなく、UVコーティングと呼ぶべきかも知れませんが)
高いグリップ性(滑りにくさ)を持ち、室内犬の床滑り防止に活きる
UVコーティングはフロアコーティング全種の中でも、抜群のグリップ性(滑りにくさ)を発揮します。 これがペット、特に室内犬の床滑り防止や、小さな子どもあるいは年配者などの歩行時の関節負担の緩和、転倒の防止に良いとされており、この点に注目してこの種類を選択した幼稚園・保育園、介護施設などの施工例も実際に多く存在します。
豊かな光沢を持ちつつ、ある程度任意にコントロールもできる
UVコーティングは原則的に厚い被膜を形成し、豊かな光沢を発揮します。 これがフローリング表面をつややかに輝かせ、内観をより真新しく、手入れの行き届いた清潔な印象に見せることに働きます。 しかし、逆から見た際には「ある程度は、否応なく光沢が上がってしまう」とも取れ、これを好まない場合はそのまま、デメリットへ転化します。 ただ、同じように光沢の高いシリコンコーティングと比較した際には(床材および施工者の技術次第であることが前提ですが)、この加減をある程度抑えることも可能です。
×デメリット
高額で、業者・商品の選択肢も少ない
UVコーティングは専用の照射機を要し、また、塗料も種類・流通ともに少ないために高額になりがちなことから、他の種類のフロアコーティングと比較して、総じてかなり割高です。 さらに前述のとおりに資機材が高く、パッと始められる施工ではないためにガラスコーティングなどと比べて扱う業者が少なく、より安く優良なところを選ぼうと頑張ってみても、そもそも選択肢がさほどありません。 実績と技術、不具合を確実に補償できる会社体力的なところも鑑みると、UVコーティングであればE社かG社か、片手で足りてしまう程度の業者しか存在していません。
基本的に光沢が高く、これを好まない場合は不向き
シリコンコーティングに比べれば、施工業者の技量などによってある程度は抑えられるものの、原則的には「厚膜で光沢の高い」フロアコーティングです。 フローリング元々の手触りを活かしたい、あるいは光沢でピカピカするのが嫌だといった嗜好には、UVは最適とは言えません。 特に濃い色・黒っぽいフローリング材の場合は光沢が顕著に表れ、鏡面のように周囲を映し出す仕上がりになるため、気にかかる場合は建設会社あるいは住宅販売会社を通じてメーカーから自宅に用いられているフローリング材を取り寄せ、これをコーティング業者に施工させて仕上がりの光沢具合を確認しましょう。 また、光沢が高いほどに傷や汚れが目立ちます。特に汚れに関しては、足裏などの皮脂や簡易モップに含まれる吸着剤(ゴミを吸い付ける薬品)が付着して、床面を白くくもらせて見せてしまうことがよくあり、これを気にする場合は、スリッパの使用を習慣付ける、こまめに拭き掃除を行なうといった配慮の必要が生じます。
UVコーティング特有の失敗・不具合が生じうる
他の種類のフロアコーティングではありえない、照射機を用いるUVコーティングならではの不具合があります。 代表的なもののひとつは照射機を長時間、あるいは強い出力で当て過ぎたことでフローリングを焦げ付かせ変色させてしまう、俗に言われる「焼き過ぎ」、もうひとつは逆に、照射の時間ないし出力が不足した結果、コーティング剤が硬化していない「硬化不良」が挙げられます。特に前者はフローリング本体を損ねるため、程度にもよりますが実際に起きてしまうと深刻です。
UVと錯誤させてシリコンコーティングなどを売りつける悪徳業者の存在
きわめて遺憾な事実ですが、UVコーティングが高額であることにつけ込んで「商品名にUVと冠することで、より割安感を与えて売らんとする」悪質な業者が一部存在します。 彼らの弁としては「これは紫外線カット効果の意であり、UVコーティングと勘違いしたのは施主のミス」と、こんなところなのでしょうが、スレスレというよりもう詐欺そのものです。 最悪な過去実例としては、「サンプルだけはUVコーティングを用い、実際の施工はシリコンコーティングを行っていた」業者とその現場も確認されています。
(サンプルはそのまま成分分析を試験機関にて行い、現場は建主を通じて現地でフローリングを1ピース預かり、同機関にて確認を行いました)
UVコーティングに関しては「あまりに安い場合、真っ赤なニセモノの可能性もある」ことを念頭に、業者・商品の比較検討を行ってください。
電気が通じてないと施工ができない場合がある
地味なポイントですが、UVコーティングは硬化に紫外線照射機を用い、これは当たり前に電気で動くために、未配備の状態では施工ができないケースがありえます。 大手の業者は発電機なども自前で所有しており対応もできますが、持っていない小規模業者の場合は、電気が通じてない状態だと施工ができません。 フロアコーティング施工のタイミングはほとんどの場合が入居直前で、その段階で電気が使用できないことは滅多に無いのですが、それでも実際に過去数件存在したトラブルであるため、念のため記しておきました。 UVコーティングを検討する際には頭の片隅に入れておき、必要がありそうなら各所へ確認しておけばトラブルを避けられるでしょう。

UVコーティングの価格・単価

資機材の高さと、そのために扱う業者が少なく競争もあまり無いために、他の種類と比べて価格・単価が高い傾向にあります。

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