なぜワックスではなく床コーティングなのか|私がお客様にお伝えしたい違い

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– 床と暮らしのはなし Vol.6 –

「ワックスと床コーティングって、何が違うんですか?」
これも、とても多くいただくご質問です。

どちらも“大切な床材を守るもの”というイメージがありますが、実は目的や持続性、考え方が大きく異なります。

今日は、エコプロコートの創業30年、14万件以上の施工実績から見えてきたその決定的な違いについて、できるだけ分かりやすく整理してみます。

まずは結論から簡単にまとめると、
・ワックスは“定期的に塗り直す保護”
・床のコーティングは“長期間を前提にした保護”
この違いが、一番分かりやすいポイントです。

例えるなら「マニキュア」と「ジェルネイル」

ワックスと床コーティングの違いをマニキュアとジェルネイルに例えて解説

お客様に違いをお伝えするとき、ネイルに例えてお話しすることがあります。

ワックスは、マニキュアのようなイメージです。
塗ればきれいになりますが、時間が経つと少しずつ取れてきて、また塗り直す必要があります。

一方、床のコーティングはジェルネイルに近い感覚です。

専用の工程でしっかりと硬化させ、長く持たせることを前提としています。

どちらも“きれいにする”方法ですが、マニキュアは気軽に塗り替える楽しみがあり、ジェルネイルは長く持たせる安心感があります。

床も同じで、「定期的に手入れをする方法」か「最初に守って長く使う方法」か。
そんな違いと捉えていただくと、選びやすくなるかもしれません。
ワックスと床コーティングの耐久性や手間の違いについて、さらに詳しくはこちら

ワックスとは?

ワックスは、フローリングの表面に薄い保護膜をつくるものです。
比較的安価で、ホームセンターなどでも購入でき、ご自身で塗ることもできます。

ただし、
・数か月〜1年程度で効果が落ちる
・定期的な塗り直しが必要
・重ね塗りするとムラや黒ずみが出ることがある
・数年に一度は剥離(はくり)作業が必要
という特徴があります。

また、ワックスは種類によっては滑りやすくなる場合もあり、犬や猫と暮らしているご家庭では「走ると滑ってしまう」というご相談を受けることもあります。

さらに、塗布直後や成分が残っている状態でペットが床を舐めてしまうことを心配される方もいらっしゃいます。

そのため、ペットと暮らすご家庭では使用する製品や施工後の管理に注意が必要です。
つまり、“メンテナンス前提の保護方法”です。

床コーティングとは?

一方、床コーティングは、専用の樹脂やUV硬化技術などを用いて、床の表面に強靭な保護層を形成する施工です。

施工は専門業者が行い、
・長期間持続する
・水拭きがしやすい
・ワックスのような定期塗り直しが不要
・剥離作業が基本的に不要
といった違いがあります。
UV・ガラス・シリコン等、床コーティングの種類や特徴の比較はこちら

さらに、種類によっては適度なグリップ性(滑りにくさ)に配慮した仕様のものもあり、犬や猫の足腰への負担を軽減する目的で選ばれるケースもあります。

もちろん、
「一切傷がつかない」わけではありません。
ですが、強靭なコーティング被膜が身代わりとなって受け止めるため、床材そのものが直接ダメージを受けにくくなり、経年変化の進み方は大きく変わります。

どちらが良いの?

ワックスが悪いわけではありません。

・数年だけ住む予定
・コストを最小限に抑えたい
・定期メンテナンスが苦にならない
こうした場合は、ワックスという選択も十分合理的です。

一方で、
・新築で長く住む予定
・子どもやペットがいる
・床が滑るのが気になる(転倒予防をしたい)
・掃除を楽にしたい
・床をできるだけきれいに保ちたい
こうした暮らしを考えているなら、床の保護コーティングは相性の良い選択肢になります。

実は一番の違いは「考え方」

・ワックスは“今をきれいにする”方法。
・コーティングは“長く使う前提で床を守る”方法。

そして、ペットと暮らすご家庭では“適度なグリップ性による滑り対策”や“日常の安全性”という視点も加わります。

ペット(犬や猫)の滑り対策と安全な床環境

床は、毎日使う場所です。人だけでなく、犬や猫もその上で暮らしています。
「塗り続けるか」「最初に守るか」
どちらが自分たちの暮らしに合っているかを考えてみていただけたらと思います。
ペット(愛犬)の滑り対策や、お子様がいるご家庭に最適な床環境の作り方はこちら

よくあるご質問

「ワックスの上からコーティングはできますか?」
原則として、ワックスが塗られたままの状態では施工できません。

一度きれいに剥がしてから、あらためて床コーティングを行います。

そのため、新築でこれからお住まいになる場合、 将来的に床のコーティングを検討されているのであれば、入居前にワックスをかけないという判断も一つの選択肢になります。

ただし、すでにワックスを塗っているお住まいでも、 施工ができないということではありません。

その場合は、弊社で専用の方法によりワックスを丁寧に除去し、床の状態を整えたうえでコーティングを施工いたしますので、ご安心ください。
中古物件やすでにお住まいのご自宅での、ご相談から施工までの流れはこちら

大切なのは、きちんと下地を整えてから施工すること。
その工程を踏めば、既存住宅でも問題なく対応可能です。

床は、毎日の暮らしを支える大切な場所です。
・何もしないという選択もあります。
・ワックスで手入れを続ける方法もあります。
・コーティングで長く守る方法もあります。

どれが正解ということではなく、違いを理解したうえで選ぶことが何より大切です。

特に、ペットと暮らしているご家庭では、「滑り対策」「掃除のしやすさ」「日々の安全性」
この視点もあわせて考えてみてください。

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【次回予告】
次回は、「床コーティングで後悔するケース」について、正直にお話しします。

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エコプロコート代表

この記事の執筆者

エコプロコート株式会社 代表取締役

このブログでは、フロアコーティングという仕事を通して見えてきた「床の保護」と「暮らし」について発信しています。14万件以上の施工実績に基づくプロの視点で、大切な床材を長期間守るための正しい知識や、お客様からいただいたリアルな声をお届けします。

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